渡り鳥たちが語る科学夜話

  • 渡り鳥たちが語る科学夜話
    渡り鳥たちが語る科学夜話
判型:四六判変型 / ページ数:192ページ / ISBN:9784255013244 / Cコード:C0095 / 発売日:2023/02/14

渡り鳥たちが語る科学夜話
不在の月とブラックホール、魔物の心臓から最初の詩までの物語

全卓樹 著 定価: 1,760円(本体1,600円+税)

在庫: 在庫あり

島本理生さん推薦!
「科学が照らすものは、この世界に降りそそぐ美しい奇跡なのだ。」

――真夜中の科学講座、第2幕のはじまりです。

・月のおもて側にだけある海
・土星の環から霧雨が降る
・この世界はシミュレーションなのか?
・青年科学者の命を奪ったデーモンコア(魔物の心臓)
・逆張り・冷笑派は強者の勝利を後押しする?
・砂漠に広がる「妖精の環」のひみつ
・ヒマラヤを渡るツルが巻き起こした小さな奇跡

『銀河の片隅で科学夜話』で寺田寅彦賞受賞!
理論物理学者とっておきの20話。

「もしこの書が、読者諸氏の異時空の旅のよきお供となるならば、それは筆者欣快の至りである」
――著者

書評



さまざまな趣きの物語が、まるで博物館のガラスケースに入れられたような感じで
20、並んでいる。
文体も古めかしい良さみたいなものがあり、すごく文学的。




辻山良雄さん (4/16放送、ラジオ深夜便「本の国から」より)







(『渡り鳥たちが語る科学夜話』)はそうした科学的題材を情緒豊かに語った、いわば科学によって奏でられる詩文である。




渡辺祐真さん(書評家)毎日新聞 2023/2/22 東京夕刊ご書評より


目次

天体
第一夜 アステカの陰陽神
第二夜 フォンターナと金星の月
第三夜 土星の環から霧雨が降る
第四夜 ブラックホールの旅
第五夜 革命家のマルチバース
極致
第六夜 シミュレーション仮説と無限連鎖世界
第七夜 デーモンコアと科学の原罪
第八夜 天然原子炉とクロダ博士の秘密
第九夜 ローラン展開の世界史
第十夜 同一者の識別と噴出
街
第十一夜 帝国興亡方程式
第十二夜 オマル・ハイヤームの墓
第十三夜 多数決と冷笑家
第十四夜 インターネット世論の社会物理学
第十五夜 位階と不整と文化系統
生命
第十六夜 石に刻まれた銀杏
第十七夜 赤い砂漠の妖精の輪
第十八夜 バックランド司祭と聖蹟
第十九夜 メンデルと剽窃とフィッシャー統計学
第二十夜 インドの鶴の神秘

著者紹介

  • 全卓樹(ぜん・たくじゅ)
    京都生まれの東京育ち、米国ワシントンが第三の故郷。東京大学理学部物理学科卒、東京大学理学系大学院物理学専攻博士課程修了、博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。専攻は量子力学、数理物理学、社会物理学。量子グラフ理論本舗/新奇量子ホロノミ理論本家。ミシガン州立大、ジョージア大、メリランド大、法政大等を経て、現在高知工科大学理論物理学教授、高知工科大学図書館長。著書に『エキゾティックな量子――不可思議だけど意外に近しい量子のお話』(東京大学出版会)、『銀河の片隅で科学夜話』(朝日出版社)などがある。

正誤表

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