一人飲みで生きていく

  • 一人飲みで生きていく
    一人飲みで生きていく
判型:四六判 / ページ数:208ページ / ISBN:9784255012490 / Cコード:C0095 / 発売日:2021/09/11

一人飲みで生きていく

稲垣えみ子 定価: 1,694円(本体1,540円+税)

在庫: 在庫あり

こんなご時世だからこそ、「一人飲み」はじめませんか?

*人生を切り開く、まさかの最終回答!*

*元アフロ記者のイナガキさんが、勇気を出して一人で酒場に突撃。*
*すると、失敗しながらも友達ができ居場所ができ、老後の不安もなくなってーー。*
*ユーモアたっぷりでお届けする、ソロ飲み冒険記!*


社交的でなくても話がうまくなくても大丈夫。むしろ、孤独を好むタイプの人、人付き合いが得意でない人にこそ一人飲みはぴったりだ。だって誰かに気を遣いながら食事の約束を取り付けたり、時間を調整して待ち合わせしたりする必要もない。

気が向いた時に一人でふらりとどこかの店に入り、行きずりの人たちの中に紛れ込んで、周囲にそこはかとなく受け入れてもらい、自分も周囲の人を受け入れながら、ただの無名の人間としてリラックスしてその時間を楽しむだけである。

それだけで、腹も心も十分満たされるはずだ。自分は一人だけど一人きりじゃないんだと、腹の底から感じることができるはずだ。というか、人付き合いなんて、人生なんて、案外それで十分なんじゃないだろうか。インスタのフォロワーがゼロだろうが、フェイスブックの投稿に誰も「いいね」を押してくれなかろうが知ったことか。隣の見知らぬ酔っ払いと一瞬会釈し、ひと時の暖かい食事の場を共にすることさえできれば、案外その後しばらく元気に生きていけたりする。それがわかれば、人生は随分と楽チンである。
(本書より)

「一人飲みの極意12か条」(抜粋)

・一人客用の席に座るべし
・間が持たなくなってもスマホをいじってはいけない
・最初の酒は素早く注文すべし
・食べた(飲んだ)後は、店の人に感謝を込めてひとこと感想を伝えるべし
・まずは、カウンターの向こうにいる店の人と会話を始めるべし ほか・・・・

著者紹介

  • 稲垣えみ子(いながき・えみこ)
    1965年、愛知県生まれ。一橋大学社会学部卒。朝日新聞社入社。大阪本社社会部、『週刊朝日』編集部などを経て論説委員、編集委員をつとめ、2016年に50歳で退社。以来、夫なし、子なし、冷蔵庫なし、ガス契約なしの「楽しく閉じて行く生活」を模索中。日本酒好きとしても知られ、イベントを手伝ったり主宰したりと普及活動にも励む。著書に『魂の退社』『寂しい生活』『人生はどこでもドア―リヨンの14日間』(共に東洋経済新報社)、『アフロ記者』(朝日新聞出版)など。『もうレシピ本はいらない』(マガジンハウス)で第5回料理レシピ本大賞料理部門エッセイ賞を受賞。

ご意見・ご感想

*ご意見・ご感想

*お名前
(ハンドルネーム)

*メールアドレス

年齢

都道府県

職業

お買い上げ書店名

公開